みえラジ796 (2021年11月)

2021年11月29日(月) 熱海おさかな大食堂・熱海おさかなパラダイス

30日(火)に開店する熱海おさかな大食堂と、
12月中旬に開店予定の熱海おさかなパラダイスの内覧会に行ってきましたよ♪
場所は平和通り名店街を抜けた先、大きな看板が目印です。

こちらはおさかなブランドの6号店と7号店。
熱海での集大成と位置付けられています。
2年間のノウハウや思いが詰まったお店に早速行ってみましょう。



まずは2Fの熱海おさかな大食堂から。
こちらは海鮮丼や贅沢な海鮮料理が味わえるお店。
夜の港をイメージした和モダンな雰囲気です。



昼は太陽の光が降り注ぎ、夜は大人な雰囲気になります。
店内は約190m2あり、広々とした印象を受けました。



気になる料理は…?
昼は熱海や伊豆の海の幸を中心に海鮮丼や定食をいただくことができ、
夜は伊勢海老や金目鯛などを楽しむことができます。
夜はお酒と一緒にいただくのもいいですね。



名物の海鮮てっぺん丼をはじめ、まぐろの丼やウニ・カニなどが乗った贅沢なものまで。
個人的には、5種類の海鮮が乗ったわっぱめしを食べてみたい!



圷店長が持ち上げたのは高足ガニ!
指を挟まれたようで、「写真、早く撮ってください!!」と叫ぶ一幕も。



今回はしゃぶしゃぶで試食させていただきました。
プリプリの弾力なのに、すっと溶けていく後味が秀逸。
しかも、熱海の橙を使った自家製橙ポン酢につけて食べるというこだわりまで。
ほかにも、刺身・焼き・蒸しなどでもいただくことができるようです。



続いては3Fの熱海おさかなパラダイスへ。
こちらは、ありそうで無かったお刺身の食べ放題!
ハッピーにちなんで、82分間のパラダイスです。
刺身に加えて、煮つけやフライなど約30種類のメニューを楽しむことができます。



この提灯がカッコイイ。
きっと、夜になったら暗闇に浮かびあがって美しいんでしょう。



圷店長は、この店はまさにチャレンジの店とおっしゃっていました。
イベント性があって、それを体感できて、活気に満ちた空間にしたいそうです。
そのひとつの演出が、目の前で魚をさばいてくれること。
思わず身を乗り出して見てしまいますね。



もうホントにどれを取ったらいいのか迷います…。



結局、残さないように気をつけながら、全部少しずつ取ります。



メディアのみなさんも仕事を忘れて(?)大興奮。



オススメは丼にご飯をよそい、そこにお刺身を盛り付けて自分だけの丼を作ること。
今日はすべてを乗せつつ、こっそりサーモンとブリだけ2切れ入れました。…好きなので。
こういう楽しさもいいですね。
さらには海鮮だしのスープもあって、それをかけて食べるとまたこれが…。
オリジナルの海鮮丼「自分で勝手丼」は持ち帰ることもできますよ。

文章と写真では魅力が伝わりきらないと思いますので、
ぜひ一度足を運んでみてくださいね!

熱海おさかな大食堂
熱海市田原本町3-1 熱海魚熊ビル2F
0557-48-6855
午前11:00~午後3:00 (午後2:30LO)
午後5:00~午後10:00 (F午後9:00LO D午後9:30LO)

熱海おさかなパラダイス
熱海市田原本町3-1 熱海魚熊ビル3F
0557-55-7327
午前10:00~午後6:00 (午後5:00LO)
※12月中旬開店予定

2021年11月25日(木) 18.ORIBAR~織場~

湯河原・真鶴アート散歩をめぐる旅。
最後は18.ORIBAR~織場~さんに行ってきましたよ♪
真鶴駅のすぐ近くに会場がありました。



お話をうかがったのは佐竹孝子さんと橘絵美さん。
お二人はここで織り・染めなどの作業を日常的におこなっており、
今回は全部で7人が展示会を開いています。



佐竹さんはおもに織り。
…というよりも、繭や綿、草まで何でも糸にしてしまう人です。
もうそれがおもしろくてしかたないということなんだそうです。

橘さんはおもに染め。
藍染などはもちろんのこと、ワークショップなども開催しています。
間近で見ると、その美しさに息をのみます。

…たしかにいろいろとお話をうかがったのですが、
ずっと笑っていてあまりよく覚えていません(苦笑)。

ただ、強烈に覚えていることは、ここはただの展示場ではなく、
日頃からみなさんが集う楽しい場所であるということ。
自分が熱中できるものがあるのは本当に楽しいということ。

最後の最後に、湯河原・真鶴アート散歩の本質を見た気がしました。















ORIBAR~織場~
真鶴町真鶴407-5
080-3251-0872
11月27日(土)・28日(日)
午後1:00~午後4:30

2021年11月24日(水) 蕎麦処多賀

熱海市上多賀の蕎麦の名店、蕎麦処多賀さんに行ってきましたよ♪



多賀蕎麦さんといえばこちらの建物。
築約200年、1979年から多賀蕎麦さんの店舗として使われています。
人気の縁側の席からはこちらのお庭を楽しむこともできます。



店内に入ると思わず見上げてしまうほどの高い天井。
そして、柱や梁にそばの香りがしみついていて、歴史と伝統を感じさせます。



新型コロナウイルス感染症対策で座席は間引かれていますが、それでも40席はあります。
11時の開店と同時に次々とお客さんが入ってきました。



お話をうかがったのは渡邉裕(わたなべゆたか)さん。
蕎麦職人歴は半世紀以上、多賀蕎麦を開業して43年目です。

一番のこだわりはやはり原材料。
契約している茨城県猿島の農家さんからおもに蕎麦を仕入れています。
さらに、建物の裏で使う分だけ自家製粉。
挽きたては味や香りが全然違うのだそうです。

今年は台風の直撃を免れたため、新蕎麦の出来も上々ということで…



さっそくいただきました!せいろ(750円)。

蕎麦の香りが漂っていて、飲み込んだあとに喉から香りがわきあがってきます。
弾力もあって、目を閉じてゆっくりと味わいたい逸品でした。

建物と蕎麦、その両方があって蕎麦処多賀となる。
そんな渡邉さんの言葉が一番味わい深かったです。

蕎麦処多賀
熱海市上多賀798
0557-68-1012
平 日:午前11:00~午後3:00
土日祝:午前11:00~午後4:00
木曜定休

2021年11月18日(木) ShibuyaCross-FM 江崎洋幸社長&姫貴さゆりさん来訪

渋谷にあるラジオ局・ShibuyaCross-FMの江崎洋幸社長が
姫貴さゆりさんと一緒に熱海の街にやって来ましたよ♪
…ナゼ?



実は、熱海市伊豆山土砂災害の最前線の現場で頑張っている方々のために、
ShibuyaCross-FMさんで集めていただいた支援金を持ってきてくれたのでした。
わざわざ東京から…ありがとうございます。

このご縁をつないでくださったのが姫貴さゆりさん。
FM熱海湯河原とShibuyaCross-FMの両方で番組を担当しており、
熱海のために渋谷で何かできないかと考えてくれたのでした。
姫貴さんは「熱海恋情」を歌うなど、本当に熱海のことが大好きなんです。



ShibuyaCross-FMさんにはさまざまな方が出演されています。
スタジオで水を購入していただき、そのうちから募金にまわす…
ということを繰り返していたら、なんと10万円以上も集まったんだとか。
さらにはみなさんの応援色紙まで持ってきてくれました。
名前を見ると、山田邦子さんやロンブーの田村亮さんなどのBIGNAMEも!



発災から時間が経過し、風化が懸念される段階に入っています。
でも、まだまだこうして熱海のことを応援してくださる方がいます。
応援の声を胸に、また一歩前に進めたらと思いました。

2021年11月17日(水) 40.あしかが文庫

湯河原・真鶴アート散歩をめぐる旅、
今回は40.あしかが文庫さんに行ってきましたよ♪



つい最近まで公文式吉浜教室として使われていた建物ですので、
教室で使えるような広いリビングがあります。

お話をうかがったのは、足利みどりさんと佐野かほるさん。
お二人は姉妹で、第1回アート散歩から出店し続けています。

佐野さんの担当は毛糸の編み物や服飾雑貨。
検定1級をお持ちで、その腕前はもはや神業です。



特にこちらの2枚のセーター。
設計図を描き、緻密に図柄を編みあげています。
ひとつ編み目を間違えたら大変なことに…相当な腕前ですね。



足利さんの担当はこちらの本。
さまざまなジャンルが壁一面に並んでいます。



先日、瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。
そこで急遽、今回のイベントでは瀬戸内さんが翻訳した源氏物語をもっとも目立つところに。
ほかにも僕の家にもあったような絵本もあって、読み聞かせの重要さを教えてくださいました。



まさに文化の秋。
あしかが文庫さんでのんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

あしかが文庫
湯河原町中央1-12-8
0465-63-4557
午前11:00~午後4:00 (23日(祝火)まで出店)

2021年11月11日(木) 48.古民家ギャラリー「野の花」

2年ぶりに開催された湯河原・真鶴アート散歩。
今年もいろいろとめぐってみようということで、48.古民家ギャラリー「野の花」さんに行ってきましたよ♪
会場は熱海市泉の住宅街の中、ステキな門構えの古民家のようです。



お邪魔すると、そこにはお庭が広がっていました。



見上げると青空に紅葉。



扉を開けて中に入ってみましょう。
今や貴重となった縁側形式の廊下です。



お話をうかがったのは、那須田美紀子(なすだみきこ)さんです。

まず気になったのがこの家は築何年?
実は持ち主が変わっていて、那須田さんで4人目。
おそらく150年は経っているのではないかとのことでした。
もしかしたら、江戸時代からあるのかも…。

那須田さんはこちらで山野草の寄せ植えを展示しています。
もともと植物が好きだったという那須田さん。
20年ほど前に山野草の風情に惹かれたといいます。



この季節は野菊や枳殻などが見頃を迎えます。
なんと!寄せ植えにしてもちゃんと紅葉するんだとか!
日々移ろいゆく自然を切り取って活けて眺めることができるなんて贅沢です。



ほかにもこちらには陶芸・着物リメイク・ぬいぐるみ・七宝焼きなど、
那須田さんのお友達の作品も多数展示されていて、購入することもできます。
さらに、こけ玉作りの体験もできるとのこと。



秋の静かな日にピッタリの「野の花」さんでした。

48.古民家ギャラリー「野の花」
熱海市泉165-1
午前9:00~午後5:00

2021年11月10日(水) kiito

和栗菓子専門店のkiito-生糸-さんに行ってきましたよ♪



平日にもかかわらず、中継時間帯もお客さんが出たり入ったり。
開業から9ヶ月ほどしか経っていないとは思えないほどの大人気店です。

熱海市伊豆山土砂災害のときには無償で商品を提供し続けるなど、
本当に熱海のために活動してくださっているkiitoさんです。

今回、お話をうかがったのは川岸瑞樹(かわぎしみずき)店長です。
あらためて、まずはkiitoさんのこだわりから。
栗はすべて熊本県上益城群産のものを使用。
それを細さ1mmの錦糸状に絞って提供しています。
極限まで甘さを控えているため、栗本来の風味を存分に楽しめます。



「店内でいただくこの生糸モンブランを持ち帰りたい」
そんな要望に応えた新商品「結」が完成したということです。

「今までも持ち帰り商品はあったはずでは…?」
たしかにこれまではモンブランケーキやソフトがありましたが、こちらの賞味期限は長くても2時間。
「では、店内で提供しているものをそのまま詰めればよいのでは?」
実はモンブランの下にはサクサクのメレンゲが隠れていて、これがすぐに崩れてしまうのです。

ということで、そのメレンゲをチョコレートでうす~く包んだ新商品を作りました。
それが「結」です。



一口いただくと、たしかにチョコの風味がします。
が、栗の香りやメレンゲのサクサク感を邪魔することはなく、絶妙なバランスになっていました。
これによって10時間程度は持ち運びが可能となりましたのでおみやげにもできるようになりました。

毎日限定100食。
発売開始から10日経ちましたが連日完売とのことです。

秋といえばモンブラン。
ぜひお試しくださいね。



kiito
熱海市銀座町8-9
午前10:00~午後5:00

2021年11月4日(木) 小沢ひもの店

熱海市銀座町、銀座通りにある小沢ひもの店さんに行ってきましたよ♪



店内の様子はこんな感じ。
中央に鎮座している箱が目を引きますね。



お話をうかがったのは、小澤毅(おざわつよし)さん。
お店の歴史からうかがうと、いきなり驚きのお話が飛び出しました。
創業が古すぎて、いつからお店があるのか誰もわからないんだとか。
一説によると、和銅3年(710)年創業という話も。
少なくとも江戸時代には漁師からひもの店に完全に移ったことがわかっているそう。



小沢ひもの店さんのオススメは、サバの味醂干しとアジの塩干し。
まさに風味の違う東西の横綱です。
インターネットでも商品を購入することができ、
遠方のリピーターさんも多いんだとか。



価格もお手頃。
冷凍庫にあるとうれしいひものたち。



小澤さんは熱海市伊豆山土砂災害発生直後から最前線で活動してきました。
ちょうど昨日は発災から4ヶ月ということで、現場に行っていたそうです。
喜与味の高橋さんらとともに救援物資を届けたり、御用聞きにまわったり、
店内でも特別商品を販売するなどして支援を続けています。



今年はコロナ禍もあって本当に大変な一年でした。
それでも、家族や仲間の協力でやってくることができたと小澤さんは語ります。

伊豆山のために何かできないかとお考えのみなさん、
ぜひラジオを聴いたよといってお店で商品をご購入ください。
支援する人を支援することも支援です。

小沢ひもの店
熱海市銀座町10-20
0557-82-8101
午前9:00~午後5:00(水曜定休)

2021年11月3日(水) 19.丘の上ガーデン

2年ぶりに開催された湯河原・真鶴アート散歩。
今年もいろいろとめぐってみようということで、19.丘の上ガーデンさんに行ってきましたよ♪
湯河原町吉浜の山の上、快晴の秋空にピッタリの空間が広がっていました。



お話をうかがったのは太田智代(おおたともよ)さん。
アート散歩参加は今回が3回目です。



こちらでは自然素材のツルを使った籠や花を展示しています。



このような雑貨も展示・販売しています。



事前予約制でリース作りやフラワーアレンジメントに挑戦することもできます。(2000円)
この日もご家族がクリスマスリースを作っていました。
もうクリスマスの話題が出る季節なんですね。



太田さんがもっとも紹介したいのがこちらのお庭。
幼いころからガーデニングに興味があり、あらためて鉢植えから始め、
バラを育て始め、フラワーアレンジメントを学び…気づいたらこんなお庭に!



11月といえば花にとっては閑散期。
でも太田さんのお庭には秋バラが美しく咲き誇っていました。



可能な限り農薬などは使わず、自然と対話し、庭を育てていく。
そんな信念の証しとして、虫が草を食み、チョウが飛び交い、素晴らしい空間ができあがっていました。



2022年5月にはオープンガーデンを実施予定とのこと。
バラを中心にさまざまなお花が咲くそうです。
楽しみですねー。

丘の上ガーデン
湯河原町吉浜1966-82
090-5493-0727
午前10:00~午後4:00(金土日・23日開催)